REFRESH SCIENCE 第一期 メディアアートのルネサンス

芸術で科学を書き換える
本企画は科学の実践における芸術的な側面を探り、科学者が芸術活動に参入する可能性を模索するものである。科学と芸術の協働プラットフォームが存在しない現状を受け、“Before and After Science (BAS)”というブロックチェーンベースの引用プラットフォームを開発した。そこでは論文でも作品でも投稿することができ、科学者と芸術家の活動が引用関係を通じて体系化される。また、それに載せる最初の作品として "Talking Heads Remix”を展示する。
新しいテクノロジーの可能性を探求すること自体がアートの一部となり、そうした表現は増加している。しかし、その多くは研究を装飾して芸術風に見せたり、新しいデバイスで認知の拡張をするといった表面的なつながりにすぎない。科学者によるアートの実践は全く体系化されず、科学者はアートの領域で不慣れな活動をする以外に選択肢がないのが現状である。
今こそ「科学と芸術の本質的な接続とは何か」について再考する必要がある。科学は普遍的な活動ではなく、社会や歴史とともに変化してきた。科学の本質は、あたりまえを疑うことである。これは芸術と根本的に同じ営みといえる。ならば我々はアートの視点から科学実践を再解釈し、新しい科学のあり方を想像することができる。BASを通じて賛同者が増え、科学と芸術がより生き生きとした知的活動になると嬉しい。科学をリフレッシュしてみよう。
企画・運営
Refresh Science Study Group (RSSG)
加藤明洋 : drawCircle llc, メディアアーティスト
伊東謙介 : 東京大学ブロックチェーンイノベーション寄付講座 特任研究員、アーティスト
johnsmith : 東京大学縱合文化研究科博士課程 学術專門職員、東京藝術大学非常勤講師
吉田崇英 : 東京大学 池上高志研究室(博士課程)、科学者/キュレーター
展覧会情報
会期 : 2025年7月4日(金) ~ 7月27日(日)
入場料 : 500円、高校生以下300円 ※事前のご予約が必要です。
会場 : 描円工房(drawCircle Gallery)
主催 : drawCircle合同会社
助成 : 公益財団法人 花王芸術・科学財団 , 独立行政法人 日本芸術文化振興会